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筋力C(3) 耐久D(2) 敏捷A(5) 魔力C(3) 幸運E(1) スキル名 スキル効果 気配遮断A+ 成功率6割の不意打ちが可能 専科百般A+ 様々な行動に補正+2される 宝具名 宝具効果 妄想幻像(ザバーニーヤ) ランクB+ 自身のHPを80として扱う但し、相手の対軍攻撃に対しては10倍のダメージを受け、対城攻撃には15倍のダメージを受ける&br()また、クリティカル取得で追加で攻撃を行う
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そして弄ぶ、狭いステージの上、操られながら上手く踊るの/踊らされてるのも随分前から分かっていて、それでも、それでも ▼ ▼ ▼ 「わざわざご足労いただき、感謝いたしますわ」 返事代わりに侮蔑を込めて鼻を鳴らし、壮年の魔術師は豪勢な椅子に座った少女を睨めつけるように見た。 そんな視線などまるで意に介していないかのように悠然と紅茶を口に運ぶ姿が、心底癪に障る。 「……ハナブサ・コンツェルンの令嬢ともあろうお方が、来客に椅子も勧めんのかね」 「あら、失礼。わたくし、幼い頃から体が弱いものですから。一人だけ腰掛ける非礼をお詫びしますわ」 魔術師のこめかみに、みしりと血管が浮いた。 挑発しているのか、それとも自分が特権階級たることに微塵も疑問を抱いていないのか、あるいは身の程知らずの無礼者か。 おそらくはその全てなのだろうと、魔術師は即座に結論付ける。 そうでなければ、このような馬鹿げた場所にわざわざ呼び出したりはしないだろう。 魔術師が招かれたのは、〈新宿〉で最も高価な宿泊施設であるハイアット・ホテルの一室である。 正確にはこの部屋だけでなくフロア全体を彼女が丸ごと借り上げて、此度の『聖杯戦争』の本拠地としているのだ。 その桁外れの財力こそが、彼女の背後に存在する「英財閥」の強大さを雄弁に物語っている。 ――『英純恋子(はなぶさ・すみれこ)』。 彼女もまた、男と同じくこの〈新宿〉の聖杯戦争のマスターなのだという。 ふざけた話だ。 恐らくこの〈新宿〉における英財閥は彼女の本来の世界にのバックボーンを再現する形で存在しているのだろうが、しかし彼女は魔術師ではない。 ただの資産家に過ぎない娘が、時計塔で名を挙げた自分と対等のように振る舞い、あまつさえ見下してすらいる。 聖杯に授けられた令呪によって運用できる僅かばかりの魔力では、使役できるサーヴァントもたかが知れていよう。 にも関わらずこの傲岸極まる振る舞い。体に染み付いた人間性とは、舞台を変えても変わらないものと見える。 「……随分と怖い顔をなさるのね。わたくしの提案した共闘のお誘い、お気に召しませんでして?」 「当然だ。どうやって私がマスターだと知ったのかは知らんが、年端もいかぬ小娘に預けてやる背中はないぞ」 「あなたを探り出したのはわたくしのサーヴァントですわ。もっとも、招待状はわたくしのアイデアですけど」 明確な対立の意思を込めた返事にもその慇懃無礼な表情を崩さずに、純恋子は楽しそうな口ぶりで言う。 探索に優れたサーヴァント。アサシンかキャスター、次点で機動力に優れたライダーやランサーか。 いずれも敵ではない、と壮年の魔術師は値踏みする。 なにしろ、自分のサーヴァントは最優と称されるセイバーのクラス。、 今この場で奇襲を受けたとして、切り抜けるだけなら何とでもなるという確信が男にはあった。 「そして、答えはNOということですわね。それは残念――というわけでもありませんわね」 「……どういう意味だ?」 「そのままの意味ですわ。このわたくしと共に勝ち残るには……貴方、随分とチンケでつまらない殿方ですもの」 今度こそ、感情の熱量が沸点を越えた。 男の口角が小刻みに震えながら釣り上がったが、それは笑みの形を作ったものではなかった。 屈辱。 その二文字が今の男の脳内から脊髄を通って四肢の隅々に至るまで駆け巡り、蒸気となって立ち上らんばかりとなっていた。 一流の魔術師を自負するこの自分をここまでコケにしたのだ。 もはや提案の破却だけでは収まらない。 身の程知らずの小娘には、断罪以外に取る道はあるまい! 「――セイバーッッッ!!!」 呼ぶ声を先読みしていたかのように、男の傍に戦闘態勢で実体化したのは絢爛たる鎧の剣士。 この距離ならば、三歩踏み込むだけで、その剣は小娘の首を跳ね飛ばすだろう。 さすがに純恋子も反応を示した。 しかし今更何を言おうが、男の怒りが収まることなどない。 「……本当に小さい男。もはやわたくしが手を下すまでもありませんわね――『アサシン』!」 「何がアサシンか! 我がしもべの剣、アサシンごときがどうこう出来るかァァ!!」 下劣なマスターには下劣な英霊。 暗殺者のクラスとは、身の程知らずの下僕に相応しい無様さだ。 男は手をかざした。 前進の合図。すなわち、攻撃の号令である。 「応ッ!!!」 セイバーが応えた。 そしてその言葉が音となって伝わるよりも早く、純恋子へと一歩を踏み込んだ。 一歩。 一歩を踏み込んだ。 三歩踏み込めば剣が届く距離で、セイバーは一歩だけ踏み込み、そこで止まった。 信じられないものを見るような目で、男は自らのサーヴァントを見た。 サーヴァントもまた男へと視線を送ろうとしたが、思うようにいかなかった。 眼球だけを動かして危険を知らせようとしていたが、首を回すわけにはいかず……回しようもなかった。 そこで男はようやく気づく。 虹だ。 七色の虹が鋭利な刃となって、セイバーの喉元を骨に達するまでに深く裂いていた。 壮年の魔術師は、その年季に相応しくないほどに取り乱した叫び声を上げた。 自身が無敵と信じた英霊の首元から溢れ出す鮮血はまるで現実味がなく、しかし紛れもなく現実そのものだった。 純恋子のアサシンの攻撃だというのか。しかしこの距離で三騎士相手に成功するはずがない。 気配遮断スキルは、攻撃時には大きく効果を減じる。セイバーならば即座に反応して切り捨てるはずだ。 こんなことが、あり得るはずがない――あり得るはずがない! 「貴様ァァァァァあぁァァァ!!」 半狂乱で放った呪詛魔術は、しかし純恋子までは届かず、幾重にも重なった虹の壁に阻まれる。 打つ手を失った男は、死にかけの魚のようにぱくぱくと口を動かした。 「……なん、で」 「なんでってそりゃあオジサン、あんたらが間抜けだったからじゃないの?」 「な、に」 「よっぽど自信あったのか知らないけどさ。でも現実は非情です、はい残念! 分かったらちゃちゃっと死んでよね」 憤死寸前の形相のまま、男は視線を自分の目の前へと動かした。 虹の輪を背負った、純恋子よりも更に若い少女である。 まだ十二、三歳ぐらいでありながら、誰もが目を奪われるほどに可憐な容姿をしている。 しかしその服装はサイバーチックな可愛らしいもので、まるで暗殺者というよりも、日本のアニメや漫画に出てくるような―― ――魔法少女。 それを認識する前に、虹の魔法少女の手刀が男の頚椎を意識ごとへし折った。 ▼ ▼ ▼ 英純恋子は紅茶を一口飲み、僅かに顔を顰めた。 人死になど見慣れた光景であるとはいえ、流石に死体の前で飲む紅茶が美味いわけでもない。 「まったく。人を呼んで処分しなければなりませんわね」 呟いて、下手人である己のサーヴァント――アサシンを見る。 素手で人間を絶命させた割には(暗殺者としては当然なのかも知れないが)さらさら気にしている素振りは見受けられない。 まだ、あのミョウジョウ学園『黒組』のクラスメート達のほうが人間味溢れる反応をしそうだ。 それが暗殺者としていいことなのかどうかは別として。 「――アサシン」 呼ぶと、サーヴァントの少女は振り返った。 同性の純恋子から見ても……いや同性だからこそか、はっと息を呑むほどに可愛らしい。 もっともその本性を見てしまっては、蝶よ花よと愛でるには少しばかり躊躇いがあるが。 アサシンのサーヴァント。真名は、虹の魔法少女『レイン・ポゥ』。 魔法少女にして、暗殺者(アサシン)。 純恋子は魔法少女アニメに夢中になるような歳ではないが、しかし暗殺業の魔法少女の存在に失望を感じなかったといえば嘘になる。 魔法少女といえば夢と希望、愛と勇気の、女の子の憧れとなるような存在だ。 しかしそんな魔法少女たちの世界に、暗殺者が必要とされているということは。 結局、魔法の国もまた、腐敗と癒着と私利私欲に溢れた、ドブのような匂いを放つ世界に過ぎなかったということ。 今も純恋子を取り巻く、醜い悪意の渦と同じように。 アサシンが、横たわる魔術師の死体をつま先で蹴って言う。 「一応、床が血で汚れないように気ぃ遣ったんだからさ。ちょっとは感謝してよね」 「……殺しのプロというのも、あながち嘘ではないようですわね」 「あ、今更そうやって疑っちゃうわけ? 多感な年頃だからそういうのはキズつくんですけど」 (嘘おっしゃいな) 白々しい言葉がよくもすらすらと出てくるものだと感心するが、これがレイン・ポゥという英霊の特性らしい。 彼女の真の武器は虹の魔法ではなく、抜群のコミュニケーション能力と演技力だということだ。 考えようによっては、人を欺いて出し抜くことに特化しているともいえる。 その最たるものが、先ほど見せた三騎士相手の奇襲だ。 条件付きで気配遮断スキルのランクダウンを無効化するスキルは、ある意味でアサシンの本質を表している。 「んで、こんなやり方でマスターの願いってのは叶うわけ?」 「わたくしの願いは、自らが女王として立つに相応しい存在であることの証明。 好敵手足り得ないようなマスターには、正々堂々たる決着を与える必要すらありませんわ」 「うわー、私が言うのもなんだけど性根がひん曲がってるわ。私を喚ぶ時点でろくな人間じゃないけど」 純恋子はぱちぱちと瞬きをした。 「あら、意外。自覚はあるんですのね」 「自覚なきゃこんな仕事やってられんっしょ」 「もっともな言い分ですわね」 そう言うと、アサシンはわざとらしくため息をついた。 「なんかマスターって、私の知ってるやつに似てるわ。いや知ってるっていうか、直接会ったことはないんだけど。 依頼主みたいな感じっていうか……とにかくなんとなくさ、私は特別!って素で考えてそうな感じがするんだよね」 「わたくしが特別なのは改めて言うまでもないでしょうに」 「はぁ……私をこき使ってくれた魔法少女様も、あんたみたいに性格悪い大金持ちのお嬢様だったりするのかな」 うんざりした顔のアサシンに、悠然たる笑みを浮かべたまま純恋子は呼びかける。 「その性格の悪いお嬢様へ、これから力を貸していただくことになるのだけれど。御覚悟はよろしくて?」 「ま、利害は一致してるからね。私も聖杯の力でもう一度人生やり直したいって気持ちはあるし。それに」 「それに?」 「今度は、もっと上手く立ち回って生きてやる。誰にも私をハメさせたりはしない」 ぞくりと、機械化されたはずの背筋が粟立つような錯覚を覚える視線。 まるで、生前誰かに陥れられたことがあり、それと純恋子を重ねているかのような。 まっすぐに向けられるその視線を持ち前の克己心で正面から受け止め、純恋子はあえて微笑んだ。 「……お互い、意図しないステージで踊らされた者同士。上手くやっていけると思いません?」 「どーだか。ま、あんたがスポンサーで私は雇われ。いつも通りやるだけか」 どこまでもドライな虹の魔法少女の生き様は、純恋子の生き方と幾度と無く交差しながら、しかしどこまでも相容れない。 君臨者を鼻で笑う彼女を、女王たらんとする自分が扱おうとするのは滑稽ですらある。 しかし、それもまた自分の戦い。 一ノ瀬晴のように他人の陰に隠れるのとは違う。サーヴァントを己の手足、その最強のパーツとしてこの聖杯戦争を戦い抜くのだ。 なにせ――彼女は、一度“魔王”を殺している。ゆえに、この〈新宿〉において殺せない敵はいない。 【クラス】 アサシン 【真名】 レイン・ポゥ@魔法少女育成計画Limited 【ステータス】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具C 【属性】 中立・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:B 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【固有スキル】 魔法少女:B+ 魔法少女である。ランクが高いほど高水準の魔法少女となる。 魔法少女は人間離れした戦闘能力と視覚聴覚を得、排泄や食事などの新陳代謝行為を一切行わなくて良くなる。 また、疲労の蓄積する速度が人間よりも遥かに遅く、長期の不眠不休にも耐えられるスタミナと常人離れしたメンタルを持つ。 更に、固有の魔法を1つ使える。アサシンの場合それは宝具となる。 アサシンは暗殺者として経験と鍛錬を積んでいるためランクが高いが、それでも上位には及ばない。 そしてアサシンは魔法少女の状態で呼び出されているため、このスキルの発動は阻害できない。 演技力:B 他者に好感を与えるキャラクターを演じ、友好な関係を築くことができるスキル。 アサシンはこのスキルを用いて他者と交流する場合、自身の属性を好きな組み合わせとして誤認させられる。 またアサシン本来の性格を知らない相手がアサシンの演技を見抜こうとする場合、成功ロールにマイナス修正が加わる。 人間観察:C 人々を観察し、理解する技術。 誰が誰にどのような感情を抱いているかを見抜き、把握した上で行動できる。 単体でもそれなりに有用だが、先述の演技力スキルとの組み合わせで真価を発揮するスキル。 魔王殺し:EX 生前のとある逸話により与えられた、虹の魔法少女の異名。 霊格が自分より高い、あるいは宝具を除く平均ステータスが自分より高い英霊に対してのみ発動するスキル。 このスキルが適応された不意討ちの一撃目に限り、気配遮断スキルのランク低下デメリットを無効化する。 【宝具】 『実体を持つ虹の橋を作り出せるよ』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:視界内 最大補足:10 レイン・ポゥの固有魔法にして象徴。 アサシンが念じた場所から反対側へと伸びていく虹の橋を作り出す。 虹の橋は厚さを持たないが、サーヴァントが踏みしめてもヒビひとつ入らない。幅は最大1メートル半、長さは視認範囲内なら無限遠。 また魔術によって生成されるものの、実体を持つため性質としては神秘を帯びた武器に近く、対魔力等のスキルの影響を受けない。 一見するとメルヘンチックな魔法だが、その実体は攻撃・防御・応用性に優れた凶悪な能力。 虹の縁はサーヴァントの肉体をやすやすと切り裂く鋭利な刃であり、橋として魔法少女の全力疾走に耐える強度は盾としても使える。 視認不可能な細さの虹を複数発生させ張り巡らせることで、触れたものを感知するセンサーにすることも可能である。 欠点は、視認範囲外の虹は徐々に崩れて消滅してしまうことと、攻撃するには「虹を伸ばして」「斬りつける」の二動作が必要であること。 正面切っての戦いでは決め手に欠けるうえ見切られる危険があるが、逆に奇襲にはこの上なく適した能力である。 【weapon】 戦闘手段として使用するのは宝具で作り出す虹の刃のみ。 もっとも、レイン・ポゥは素手でも並の魔法少女なら瀕死に追い込めるだけの格闘能力を持つ。 【人物背景】 魔法少女育成計画シリーズ三作目に登場する、虹の魔法少女。 変身前の名前は『三 香織(にのつぎ・かおり)』。中学一年生。社交的で友達の多い、明るい少女である。 魔法少女服はサイバーチックな意匠を持ち、背後に虹の輪を背負っている。 ある日魔法の国から来た妖精トコにより、香織は親友の酒己達子らと共に魔法少女へとスカウトされる。 悪い魔法使いに追われているというトコを助けるため、香織たち七人の新米魔法少女は協力を決意。 手にした力に戸惑いながらも、魔法少女レイン・ポゥは仲間と共にトコを狙って襲い来る敵の魔法少女たちとの戦いに見を投じていく。 ……もっとも、このあらすじは物語の一面ではあっても真実ではないのだが。 本来ならば英霊になり得る存在ではないはずだったが、『Limited』作中で起こしたとある事件により彼女の名は知れ渡ることとなる。 続編『JOKERS』に登場する魔法少女・袋井魔梨華など「虹の魔法少女」を知る者は多く、それが結果として彼女の英霊化に繋がった。 【サーヴァントとしての願い】 第二の生。 次はもうちょっと賢くやって、今度こそ楽しく生きる。 【マスター】 英純恋子@悪魔のリドル 【マスターとしての願い】 自らが真の女王であることを証明する。 【weapon】 サイボーグである自分自身。 【能力・技能】 全損した両手両足を含むほぼ全身をサイボーグ改造しており、特に義肢には戦闘用の改造を施している。 その強度は拳銃を握力だけで破壊し、壁を拳で破砕し、片手で人間をやすやすと投げ飛ばすことが可能なほど。 また指先にワイヤーを仕込んでいる他、腕全体を銃器アタッチメントに換装することも出来る。 【人物背景】 英財閥の令嬢。名前は「はなぶさ・すみれこ」と読む。 彼女の家は明治維新以降に急成長した家であり敵が多く、彼女も幼い頃より幾度と無く命を狙われた結果、四肢を失うほどの重傷を負っている。 それでも血の滲むほどの努力を重ねてリハビリを乗り越え、強化改造した義肢を武器に今まで生き抜いてきた。 そんな自分の存在に強烈な自負を持ち、家柄への誇りとも相まって特別扱いされないと気がすまないタイプ。 同じように命を狙われながらも生き延びてきた一ノ瀬晴には並々ならぬ対抗心を抱いている。 ミョウジョウ学園黒組に参加し晴への暗殺を表明した理由は、他人によって生かされている晴を倒して自分が真の女王であることを証明するためである。 そのため彼女自身は常人を越えた戦闘能力を持ちながらも暗殺者ではなく、晴への暗殺も半ば(一方的な)決闘のような形だった。 結果的に彼女は土壇場で驚異的な行動力を発揮した晴により、99階建てのビルの最上階から突き落とされ戦闘不能になる。 最終回では晴への対抗心を捨て穏やかな表情を浮かべていたが、この聖杯戦争への参戦時期はそれ以前であり、未だ敗北の記憶の抜け切らぬ状態である。 【方針】 聖杯狙い(聖杯そのものが目的ではないが)。 女王として焦ることなく優雅に勝利を得たいところだが、生粋の暗殺者であるアサシンとは見解の相違が生じている。 時系列順 Back 北上&アサシン Next 荒垣真次郎&アサシン 投下順 Back 北上&アサシン Next 荒垣真次郎&アサシン Character name Next→ 英純恋子 全ての人の魂の夜想曲 アサシン(レイン・ポゥ)
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ウォーター・ドラゴン-クラスター(OCG) 特殊召喚・効果モンスター 星10/水属性/海竜族/攻2800/守2600 このカードは通常召喚できない。 「ボンディング」魔法・罠カードの効果でのみ特殊召喚できる。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 相手フィールドの効果モンスターはターン終了時まで、 攻撃力が0になり、効果を発動できない。 (2):このカードをリリースして発動できる。 手札・デッキから「ウォーター・ドラゴン」2体を 召喚条件を無視して守備表示で特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 リクルート 最上級モンスター 水属性 海竜族 能力弱化 行動制限 関連カード ウォーター・ドラゴン(OCG) ボンディング-D2O(OCG) ボンディング-DHO(OCG)
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アサシンギルド第一回総選挙 アサシンギルド第一回総選挙総選挙とは 第一回総選挙の内容 スケジュール 投票方法について 注意点 賞金一覧 結果発表 総選挙とは 管理者より出題されるお題に最も相応しいメンバーを一人選び各人による投票にて順位を決めます。 最も投票数の多い方には賞品として2015年12月3日予定の撮影会にてセンターポジションと3000円分のコードをプレゼント 第一回総選挙の内容 今回の総選挙のお題はズバリ「アサシンギルド色んな意味で最強なあの人」です。自分に投票してもよし、純粋に総合高い人でもよし、最強の課金王でもよし、最強と思う基準はお任せ致します! スケジュール 開催日時 開催内容 2014/12/28 13 00 投票受付開始 2015/1/1 13 00 ホームページにて中間発表 2015/1/3 17 00 投票受付終了 2015/1/3 19 00 ホームページ及びゲーム内グループチャットにて最終結果発表 投票方法について 投票は管理者宛のメールにて受付致します。 2014/12/28 13 00よりこのページ最下部に投票ボタンを設置致します。 メールには 件名 アサシンギルド 総選挙 「自分のゲーム内キャラ名」 内容 アサシンギルド色んな意味で最強なあの人 メンバーの名前 投票理由(任意) をご記載の上お送りください。 沢山の方のご参加お待ちしております! 注意点 有効な投票権はお一人様一度限りとなります。メール内の「ゲーム内キャラ名」が無記載及び重複する場合無効とさせていただきますのでご了承ください。 ホームページの表示がスマホ版の場合、正常にアドレスが表示されない可能性があります。PC版表示にしてお試しください。 賞金一覧 賞金名 説明 報酬内容 ベストオブアサシン賞 投票数が最も多かった方に渡される賞 撮影会にてたーさんに代わりセンターポジションで撮影される。iTunesもしくはGoogleカード3000円最優秀投票理由決定権 キング賞 投票数が最も多かった男性キャラに渡される賞 iTunesもしくはGoogleカード3000円 クイーン賞 投票数が最も多かった女性キャラに渡される賞 iTunesもしくはGoogleカード3000円 最優秀投票理由賞 投票理由が最も素晴らしかった方に渡される賞最優秀投票理由の決定は総選挙1位の方が決定する。 iTunesもしくはGoogleカード1500円 結果発表 たー 4票 ベストオブアサシン賞 キング賞 ギンタ 4票 ベストオブアサシン賞 キング賞 FeLys 2票 クイーン賞 ★カポネ★ 1票 なし 石のスープ 1票 なし 海 1票 なし チョコボ 1票 なし 紫蘭 投票理由最優秀賞
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思えば、俺はここに来る理由なんてものはないんじゃないか、と考えていた。 俺は最期には報われた人生を送ることができて、何の間違いか迷い込んでしまったあの世界でも報われた人生の気持ちを知ることができた。 そこには何の未練もなく、皆と笑いあいながら消えることができたはずだ。新しい人生を歩むはずだった。 だが、それでも。俺は最後の最後で初めて後悔というものを覚えて。 そして俺は――― ◇ ◇ ◇ 視界に映る光景は実像を伴って眼球に飛び込んでくる。だがそれは実体を持ちながらもどこか空虚さに満ちており、もしかするとこれは夢なのではないかとさえ思えるほどに現実感が欠けていた。 その理由が何なのか、鬼気迫る勢いで階段を駆け下りる少年は知っている。 偽りの世界、聖杯戦争。漫然と授業を受けていた最中に突如として流れ込んできた記憶の奔流に喘ぎながら、少年はかつての記憶と新たな知識を獲得していた。 ならば突如として教室を飛び出し、必死の形相で駆けるのは何故か。戦争というものに巻き込まれたが故の恐怖か、来る戦いに向けての高揚か。はたまた錯乱した故の狂気か。 いずれでもない。彼にあるのは後悔と渇望のみ。 「ハァッ……ハァッ……間違いない、あそこに……!」 息を切らせ少年が向かうのは、学校の敷地内にある中庭だ。 緑が茂り、授業中である現在は誰もいないはずの場所。常であるなら到底立ち入る理由もない場所。そこに自分のサーヴァントがいるのだと何故か強い確信を持って断言できる。 そして、そこに。 そこに、その少女は立っていた。 凛、と澄んだ透明な詩声。 薫る緑を風に乗せて、臙脂色の服と長い黒髪をたなびかせ、その少女は歌っていた。 綺麗な少女だった。元の場所でも整った顔立ちの少女に囲まれていた少年でさえ、一瞬我を忘れて見惚れるほどに、その光景は現実と乖離した美しさを持っていた。 そこには少女の声以外、全ての音が存在しなかった。比喩でもなんでもなく無音の空間に少女の詩声だけが響いている。近くの校庭では今まさに体育の授業が行われているというのに、掛け声のひとつも聞こえてはこない。 現実感を持たない偽りの世界の中にあってなお現実感のない風景。それは異界の美しさだった。 古風な響きで綴られた詩は、しかし少年が中庭に入った瞬間に途切れてしまった。見れば、少女はこちらの存在に気付きじっと見つめている。 少年ははっ、と我にかえり、こちらに視線を向ける少女へと向き直る。 少女は、ひどく驚いているようだった。 「私が……視えるの?」 「……ああ、見えるよ」 無音の空間に小さな声が響く。詩声と同じく、少女の声はとても綺麗なものだった。 もしもこの場に他の誰かがいたならば、このやり取りを不審に思うだろう。 それは会話の意図が分からないとか文脈がどうこうとか、そういう次元の話ではない。"誰もいないところに向かって独り言をする"など、到底常人のすることではないということだ。 「……だめ」 しばしの沈黙。少女は悲しげな目をすると、少年にそう呟いた。 「私と関わっては……だめ……見なかったことにして。今ならまだ間に合うから、その手の印を捨てて」 少女は笑う。それはとても儚げで、とても幼い少女がしていい類のものではなかった。 あまりにも哀しい、生きる喜びなど遥か彼方に忘れ去ったような微笑み。それは酷く疲れた、消え入りそうな老人のものだ。 だが、少女のせめてもの懇願に、少年が応じることはできない。 「いや、それだけは聞けない」 「え……?」 きっぱりと、少年は少女の願いを切り捨てる。 胸に抱く願いを叶えるために、それはどうしたって聞けない話だった。 「頼む。俺と一緒に来て欲しい」 「だめ……」 少女が一歩、足を引く。それは明確な拒絶だった。 「だめ……そんなのだめ……それだとあなたは帰れなくなってしまう……堕ちて、しまう……」 目を閉じ、かぶりを振る少女。 「私は……あなたの力にはなれない……」 少女の肩を、少年の手が掴む。びくり、と少女の体が震えた。 「それでも―――俺は■■が欲しいんだ」 瞬間、世界に音が戻った。 少女の体から力が抜け落ちた瞬間、それまでは耳が痛くなるほどに無音だった中庭に、風や校庭の掛け声と言った雑音が一気に飛び込んできた。 異質なものへと成り代わっていた世界が、今まさに正常に戻ったかのように。まるで夢から醒めるように。 「……ごめんなさい」 ふと、泣きそうな声が聞こえた。 それは眼前の少女から発せられたものだ。その言葉の意味するところは拒絶ではなく、謝罪。 「ごめんなさい……ごめんなさい……」 ひたすらに繰り返す少女を見つめながら、少年は何の言葉も返すことはなかった。 今更止まることなんてできない。だって俺はこんなにも―――奏のことが好きだから。 わかっている。これはとても醜いことだ。かつての仲間への冒涜であり、かつての想いへの陵辱であり、何よりも奏自身を穢すことだと誰よりも分っている。 でも、それでも。 それでも俺は、奏と一緒に生きていたいんだ。 【クラス】 アサシン 【真名】 あやめ@missing 【属性】 秩序・中庸 【ステータス】 筋力E-- 耐久E-- 敏捷E-- 魔力EX 幸運E 宝具A 【クラススキル】 気配遮断:EX アサシンのマスターもしくは隠蔽無効化スキルを保有したサーヴァント以外の人物は、決してアサシンの存在を認識できない。 ただし、アサシンを認識できる者からの『紹介』を受けた場合のみ、他者はアサシンの存在を認識できる。また、一度でも認識された場合は以降その人物に対して気配遮断スキルは一切機能しない。 気配遮断というよりは認識阻害に近い。 【保有スキル】 高速詠唱:E 魔術の詠唱を高速化するスキル。 アサシンの場合は詩の技術としてこのスキルが発現している。 童話知識:C 童話や民謡に関する造詣が深い。 神性:E 山の神の眷属であり隠し神と呼称されているが、元は人である上に一般に人が想像する神とは乖離した異質な存在であるため最低のランクとなっている。 【宝具】 『常世の詩』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 隠し神としての力。アサシンが詩を歌っている間に限定して、任意の人物に自身のものと同等の気配遮断スキルを付与する。 ただしこの宝具の対象となれるのはアサシンを認識している者のみである。 『神隠しの物語』 ランク:A 種別:侵食宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 隠し神としての力。アサシンを認識した者を異界へと呑みこむ。異界に呑みこまれた者は肉体と精神が変容し消滅するが、稀に『できそこない』となって存在を保ったままの状態になる者もいる。 常時発動型の宝具であり、アサシンの意思で止めることは不可能。アサシンのマスターですら例外なくこの宝具の対象となる。 アサシンを認識してから異界に呑みこまれるまでには一定の猶予時間があり、アサシンと触れ合った時間が長いほど猶予時間は短くなる。 この宝具から逃れる術は二つ。一つ目は猶予時間内にアサシンを消滅させること。二つ目はアサシンをできるだけ多くの他者に紹介すること。アサシンと紹介者への認識と記憶が楔となることで紹介者の存在は現実世界に繋ぎとめられることになる。 ただしアサシンを紹介された者も例外なく時間と共に異界に呑みこまれるので、紹介者は定期的に新たにアサシンを誰かに紹介し続けなければならない。紹介される側の人物はNPCでも構わない。 また、アサシンが消滅する際に周囲一帯を一時的に異界に塗り替え、範囲内に存在する全てのマスターとサーヴァントに肉体・精神の変容判定を発生させる。NPCは問答無用で消滅する。 【weapon】 なし 【人物背景】 かつて山の神への慰撫として生贄に捧げられた少女。首を括られ土に埋められたが、その体が異界へと流れ着いたが故に隠し神と成り果てた。 外見や性格は生前のままだがこの世ならざる異質な存在であることに変わりは無い。彼女の意思とは無関係に彼女と触れ合ったものを異界へと飲み込んでいくため、永遠の孤独を宿命付けられている。 性格はいたって善良であり、非常に気弱で人見知り。中々に可愛い。可愛い。 【サーヴァントとしての願い】 人になりたい。 【マスター】 音無結弦@Angel Beats! 【マスターとしての願い】 もう一度奏に会いたい 【weapon】 なし 【能力・技能】 銃の取り扱いはかなり上手い。不死性は失われている。 【人物背景】 記憶のないままいつの間にか死後の世界にいて、半ば強制的にSSS(死んだ世界戦線)に入隊させられた少年。SSSには安全確保と記憶を取り戻すために入隊しており当初は消極的だったが、ある時を境に積極的に関わっていくことになる。 元々は両親がおらず病弱な妹を抱える苦学生であった。妹の病死をきっかけに医療の道を志すも電車事故で崩落したトンネル内に閉じ込められ乗客たちと一致団結するも救助隊が来る直前に死亡した。 記憶を取り戻した後は生前の後悔や未練を綺麗さっぱり無くすことで死後の世界から卒業することを目指し活動するも、最後にほんの少しの迷いが生じてしまう。 【方針】 聖杯狙い BACK NEXT -011 竜ヶ峰帝人&アサシン 投下順 -009 神条紫杏&アサシン 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 参戦 音無結弦 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- アサシン(あやめ)
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「私の姿が見えた時、お前はもう死んでいる」 クラスの概要 役割:撃破役。あなたは夜歩く亡霊であり風に乗る囁きだ。阻まんとする障壁をものともせずに、敵に緻密な急襲をかける。副次的な役割として、制御役の役割も持ち合わせる。 パワー源:影。あなたは魂をシャドウフェルに結び付けることで、闇の住人となった。 重要な能力値:敏捷力、魅力、耐久力 防具の習熟:クロース、レザー、ライト・シールド 武器の習熟:単純近接、軍用近接(軽刀剣、重刀剣のみ)、単純遠隔。近接武器は片手で扱える物のみ。 装具:炉 防御値へのボーナス:頑健+1、意志+1 1LV時のヒット・ポイント:10+【耐久力】 LV上昇時に得るヒット・ポイント:4 一日の回復力使用回数:6+【耐久力】修正値 修得済み技能:<隠密>。加えて1LV時に以下から4つの技能を修得している。 <軽業><魔法学><運動><はったり><持久力><知覚><隠密><看破><事情通><盗賊> クラス特徴:暗殺者のとばり、ギルド訓練、暗闇変化(シェイド・フォーム)、影から影へ(シャドウ・ステップ) 暗殺者のとばり あなたはアサシンズ・シュラウドのパワーを得る。あなたの身体を通してシャドウフェルに由来する闇の魔術が発現し、あなたを蝕む代わりに、1人の敵をその弱点を暴きだす不可視の帳で包み込む。帳を重ねるごとに、あなたの一撃は致命的になってゆく。 アサシンズ・シュラウド/暗殺者のとばり無限回パワー、[影] フリーアクション 近接爆発10目標:使用者が視認できる爆発内の敵1体 効果:目標を使用者の「帳」が包み込む。使用者の「帳」が既に目標を包んでいるなら、最大4枚まで重複させることができる。「帳」は、使用者が別の目標にこのパワーを使用するか、遭遇の終了時まで持続する。目標への攻撃ロールを振る前に、使用者は「帳」を発動させるかさせないか選ぶ事が出来る。発動させたなら、その攻撃は「帳」1枚につき1d6の追加ダメージを与える(攻撃がミスしたなら、「帳」を1枚減らして計算する)その後、全ての「帳」は消え失せてしまう。この追加ダメージには、ダメージロールに利益を及ぼす各種ボーナスは適用されない。「帳」1枚ごとの追加ダメージは11LVで1d6+3、21LVで1d6+6に増加する。特殊:このパワーは使用者のターンにしか使用できず、1ターンに1度しか使えない。 ギルド訓練 アサシンは、特定のギルドのもとでの訓練によって、以下のような能力を身につける。ある個人を師としたとしても、その師の技術はかつてギルドで磨かれたものであることだろう。アサシン・ギルドは、街とその周辺の縄張りを狩り場にしている。ギルドに所属していないアサシンが腕を磨こうとするなら、まず最初にその縄張りの頭目の許可を得なくてはならない。ある地域、特にアサシンにとっていくつもの「需要」が存在する大都会においては、2つのギルドが殺し屋稼業の縄張り争いをしていることもある。その場合あなたは、どちらかの派閥に属するか、さもなければ両方の側からの制裁を覚悟しなくてはならない。以下より1つを選択すること。選んだギルドによって、追加の特徴を得るとともに、いくつかのドルイドのパワーにボーナスを得られる。 荒涼の使徒 あなたが重傷でない敵に命中を与えた時、あなたの【耐久力】修正値に等しい一時HPを得る。この一時HPは11LVで+2、21LVで+4される。「荒涼の使徒」の開祖たちはアストラル海から来たギスヤンキであった。彼らは門弟に、敵を討つ際己の武器に練成した影のパワーを込めるやり方を伝授したのだ。伝統に忠実な門弟たちは、敵を倒すたびに血で染まってゆく白い衣服をまとい、標的を選ぶ前にはそれまで斃してきた幾多の敵の数々を思い返す。 夜の狩猟団 あなたは、他の敵と隣接していない全ての敵に対し、あなたの【魅力】修正値に等しいダメージ・ボーナスを得る。ロルスの教義に従ってこのギルドを創設したドラウのアサシンたちは、その毒刃と同じくらい致命的な恐怖と撹乱の手法を身につけている。狩猟団の存在は、影の魔力を身に付けたドラウがいかに脅迫と欺きの技に優れているかを示している。 暗闇変化 あなたはシェイド・フォームのパワーを得る。あなたは魂の一部をシャドウフェルに売り渡し、物質的な肉体と闇を一体化させた。その結果、あなたは通常では避ける事の出来ない障壁や敵をすり抜ける、影の形態を取る事が可能になったのだ。この形態を取っている間、あなたの姿はかすみ、肌は灰色に、装備や衣服はぼんやりとした衣を纏ったように見える。目は瞳を失い、白い球体のようになる。あなたは通常形態に戻らない限り敵を傷つけることはできないため、殺しの上でこの形態のまま次の一手に移ることはできない。 シェイド・フォーム/暗闇変化遭遇毎パワー、[影] マイナーアクション目標:使用者のみ 効果:使用者は、攻撃を行うか使用者の次のターンの終了時まで、影の形態を取る。この形態である間、使用者は[非実体]であり、[光輝]への脆弱性5を持つ。さらに、遮蔽や視認困難を得ているならば隠密状態になるための<隠密>判定を行う事が出来る。使用者の味方は、隠密状態になる、ないし隠密状態を維持するための遮蔽と見なす。維持・マイナー:影の形態が持続する。 影から影へ あなたはシャドウ・ステップのパワーを得る。あらゆるクリーチャーは取り巻く影のエネルギーを通してシャドウフェルの影響をわずかに受けており、全ての生あるものはいずれ「死の国」へと行きつく。あなたは、あるクリーチャーの影からまた別のクリーチャーの影へと飛び移ることができるのだ。 シャドウ・ステップ/影から影へ無限回パワー、[影][瞬間移動] 移動アクション目標:使用者のみ 条件:使用者は1人のクリーチャーに隣接していなくてはならない 効果:使用者は、他のクリーチャーに隣接する3マス以内のマスに瞬間移動する。瞬間移動できる距離は、11LVで4マス、21LVで5マスまでに延長される。 装具と武器 アサシンは影のエネルギーを炉に集中させる。炉は手に持つ道具のようなものではなく、アサシン自身の内部にある魔力の貯蔵庫のようなものだ。炉を用いる時、彼らは自らの内包する影の魔力を引き出し、装具や武器による攻撃に同調させる。キャラクターは炉をあたかも物質的な装具であるかのように扱う。魔法の炉を持っているなら、[装具]キーワードを有するアサシンのパワーを用いる際に炉の強化ボーナスを攻撃ロールとダメージロールに加える事ができる。あなたが習熟している武器を使った攻撃についても同様だ。あなたは、習熟している武器1つを装具であるかのように見なすこともできる。武器を装具として使っている間、その武器の特性(習熟ボーナス、ダメージ・ダイス、高クリティカル特性など)は[装具]パワーには影響を及ぼさない。もし、魔法の炉と魔法の武器を同時に用いているなら、攻撃ロールの前に、炉と武器どちらを使用するか選択すること。あなたの選択によって、どちらの強化ボーナス、クリティカル効果、その他の特性およびパワーをその攻撃に用いるかが決定される。炉の強化ボーナスを用いながら、武器の特性を攻撃に用いるようなことはできない。 無限回パワー エグゼキューターズ・ヌース/処刑人の投げ縄無限回パワー、[力場][影][装具] 標準アクション 遠隔射程5目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VS頑健命中:1d6+【敏捷力】修正値ダメージ、目標を2マス引き寄せる。目標は使用者の次のターンの終了時まで減速状態になる。21LVで2d6+【敏捷力】修正値に増加する。 インエスケイパブル・ブレード/逃れ得ぬ刃無限回パワー、[影][武器] 標準アクション 近接武器(間合い+2)目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VSAC命中:1Wダメージ。この攻撃は遮蔽及び良好な遮蔽を無視する。21LVで2Wに増加する。 リーピング・シェイド/刈り取る闇無限回パワー、[影][武器] 標準アクション 近接武器目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VSAC命中:1W+【敏捷力】修正値ダメージ、目標が使用者の「帳」の影響下にあるなら、1枚ごとに1ダメージ。21LVで2W+【敏捷力】修正値に増加し、「帳」ごとのダメージは2になる。 シャドウ・ストーム/影嵐無限回パワー、[影][武器] 標準アクション 近接武器目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VSAC命中:1W+【敏捷力】修正値ダメージ、目標に隣接して居るクリーチャー1体ごとに追加で1ダメージ。21LVで2W+【敏捷力】修正値に増加し、隣接しているクリーチャー1体ごとのダメージは2になる。 遭遇毎パワー グルーム・シーフ/薄闇の盗人遭遇毎パワー、[影][武器] 標準アクション 近接武器目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VSAC命中:2W+【敏捷力】修正値ダメージ。使用者の次のターンの終了時まで、使用者は目標から2マス以内にいる限り不可視となる。 ナイトメア・シェイズ/悪夢の闇遭遇毎パワー、[恐怖][精神][影][装具] 標準アクション 遠隔5目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VS意志命中:2d8+【敏捷力】修正値の[精神]ダメージ。使用者の次のターンの終了時まで、目標は使用者に戦術的優位を与える。夜の狩猟団:使用者の次のターンの終了時まで、使用者はダメージロールに、使用者の【魅力】修正値に等しいパワー・ボーナスを得る。 シャドウ・ダート/影の投矢遭遇毎パワー、[冷気][影][装具] 標準アクション 遠隔5目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VS反応の3回攻撃。ダメージはまとめて解決する。命中:1回命中したなら1d8、2回なら2d8、3回なら3d8の[冷気]ダメージ。 スマザリング・シャドウ/締め上げる影遭遇毎パワー、[幻影][影][武器] 標準アクション 近接武器目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VSAC命中:2W+【敏捷力】修正値ダメージ。使用者の次のターンの終了時まで、目標は減速状態になる。荒涼の使徒:使用者の【耐久力】修正値に等しい追加ダメージ。 一日毎パワー グレイヴ・スパイク/墓場の杭一日毎パワー、[影][武器] 標準アクション 近接武器目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VSAC命中:2W+【敏捷力】修正値ダメージ、5点の継続的ダメージ(セーヴ・終了)。継続的ダメージを被るたびに、目標は伏せ状態になる。ミス:半減ダメージ。効果:この遭遇が終了するまで、目標に使用者の「帳」がかかっている限り、使用者は目標に対する攻撃ロールに+2のパワー・ボーナスを得る。 ストラングリング・シャドウ/絡みつく影一日毎パワー、[影][武器] 標準アクション 近接武器目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VS頑健命中:1W+【敏捷力】修正値ダメージ、5点の継続的ダメージ、目標は動けない状態になる(セーヴ・両方とも終了)。ミス:半減ダメージ。目標は動けない状態になる(セーヴ・終了)効果:目標がこのパワーによる影響のセーヴに成功するまで、使用者は自分のターンに、フリー・アクションとして目標を3マス引き寄せることができる。 ターゲッテッド・フォー・デス/死の宣告一日毎パワー、[冷気][影][装具] 標準アクション 遠隔5目標:クリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VS意志命中:3d8+【敏捷力】修正値の[冷気]ダメージ。ミス:半減ダメージ。効果:この遭遇の終了時まで、使用者のアサシンズ・シュラウドのパワーは、1回に1枚ではなく2枚の「帳」をかけられるようになる。 テリファイイング・ヴィサージ/恐るべき凶相一日毎パワー、[恐怖][精神][影][装具] 標準アクション 近接噴射5目標:噴射内のあなたに隣接するクリーチャー1体 攻撃:【敏捷力】VS意志命中:2d8+【敏捷力】修正値の[精神]ダメージ、一次目標は動けない状態になる(セーヴ・終了)。ミス:半減ダメージ。目標は使用者の次のターンの終了時まで動けない状態になる。効果:二次攻撃を行う。二次目標:一次目標以外の、噴射内の各クリーチャー 二次攻撃:【敏捷力】VS意志命中:二次目標を4マス押しやる。ミス:二次目標を2マス押しやる。 サンプル・アサシン ガンダッタ・ジ・エリミネーター LV1 撃破役、中型、自然、人型生物、ドワーフ・アサシン 「敵の首を落とすのに、斧以上に向いた武器があるならお目にかかりてえな!」 イニシアティブ:+4 感覚:知覚+6、夜目 HP26 重傷値:13 回復力使用回数:9回 AC:17 頑健:14 反応:14 意志:11 アクションポイント:1 移動速度:歩行5 【ウォーアックス】標準アクション、無限回 [武器] 近接基礎 +2VSAC、1d12+2ダメージ 【リピーティング・クロスボウ】標準アクション、無限回 [武器] 遠隔基礎 射程10/20 +6VSAC、1d8+4ダメージ 【シャドウ・ストーム/影嵐】標準アクション、無限回 [影][武器] 近接 +6VSAC、1d12+6ダメージ、目標に隣接するクリーチャー1体につき+1ダメージ。 【インエスケイパブル・ブレード/逃れ得ぬ刃】標準アクション、無限回 [影][武器] 近接(間合い3)+6VSAC、1d12+2ダメージ、遮蔽及び良好な遮蔽を無視する。 【スマザリング・シャドウ】標準アクション、遭遇毎 [影][武器][幻影] 近接 +6VSAC、2d12+9ダメージ、使用者の次のターンの終了時まで、目標は減速状態になる。 【ターゲット・フォー・デス】標準アクション、一日毎 [影][装具][冷気] 遠隔射程5 +4VS意志、3d8+4[冷気]ダメージ、以後遭遇の終了時まで、使用者のアサシンズ・シュラウドは1度に2枚かけられる。 【アサシンズ・シュラウド、シャドウ・ステップ、シェイド・フォーム】 アサシンのクラス能力を有する。ギルド訓練は「荒涼の使徒」。 【踏ん張り、ドワーフの底力】 ドワーフの種族的特徴を有する。 属性:悪属性 言語:共通語、ドワーフ語 技能:「隠密」+9、「盗賊」+9、「持久力」+10、「知覚」+6、「看破」+6 STR:10(+0) DEX:18(+4) WIS:13(+1) CON:16(+3) INT:8 (-1) CHA:10(+0) 装備:ウォーアックス、ライトシールド、レザーアーマー 特技:≪ドワーフ式武器訓練≫
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『本日午後六時ごろ、都内の一軒家にて火災が発生しました。 その火災で住人である会社員、野崎和夫氏と、妻の主婦、花菜氏が死亡。 次女の小学生祥子ちゃんが、火傷による重傷を負い、都内の病院へと緊急搬送されました』 聖杯戦争の舞台である模倣東京にて、TVからニュースが流れる。 それは内容こそ痛ましいものの、被害者の名前に覚えがなければ聞き流してしまいそうな程ありふれた話だ。 『近隣の住人曰く、火がいきなりついたとの証言がいくつもあり、 更に取材の結果、火元は家の外壁であることが判明しました。 警察はこれらの証言と火元から、放火とみて捜査を進める模様です』 だが続きが流れれば、住人は恐れをなす。 もしや次は我が身ではないかと、いつの間にか知人の誰かが被害に遭うのではないかと。 『また、火事の際外出していたことで難を逃れた長女、春花氏には、警察が被害者に何らかのトラブルが無かったかなどを――』 ◆ 野崎家放火のニュースから数日後。 時は深夜、都内の病院。 ここには、ニュースにて名前が知れ渡った野崎祥子が入院している。 病室は個室で、彼女の意識はなく、予断を許さない為に面会謝絶となっている。 「ふん」 だがここに祥子以外に、一人の男がいた。 顔は端正であるものの、祥子とは似ても似つかない。 冷酷で鋭い眼つきにペイズリー柄のシャツと黒いジャケットが、医療従事者とも思わせない。 彼女の親族ではない。病院の関係者でもない。では何者か。 「私のマスターは、今日も生き長らえているようだな」 彼は、この東京で行われている聖杯戦争のサーヴァントである。 クラスはアサシン。真名は鬼舞辻無惨。 とある世界において、平安時代から大正時代までの千年間、日本の裏側において数多の被害を出し続けた鬼と呼ばれる怪物の始祖だ。 そしてマスターは、ここで重傷患者として入院している野崎祥子である。 彼女は本来の世界において、今の状態になってから聖杯戦争に巻き込まれた。 その辻褄合わせの為にNPCである彼女の両親は本来と同じように死亡した。 ここで何の因果か、彼女の姉である春花だけは助かったが、これは本来の世界と合わせた結果なのか、それとも単なる偶然なのか、それを知るものはいない。 そして祥子は知ろうと考えることもできず、彼女のサーヴァントであるアサシンは興味すらない。 それどころか、アサシンは祥子の生死すらどうでも良かった。 アサシン、鬼舞辻無惨には人間を自身と同じ鬼に変える力がある。 彼の血を人間に与えることで、人間は鬼へと変化するのだ。 そして鬼になれば、どれほどの傷であろうと、あっという間に治ってしまう。 つまり祥子の傷を治すこと自体は容易いのだ。 しかしアサシンはそれをしない。 なぜなら、鬼になれば目立つからだ。 鬼はごく一部の例外を除き、人間に対し強烈な食欲を覚える。 祥子がその例外になる保証などなく、仮になったとしても、一夜で重傷が治ればたちまち取材が殺到するだろう。 サーヴァントには召喚された際、聖杯から現代知識が与えられる。 これにより、日本人以外のサーヴァントであっても日本語が使えたり、生前との違いを理解できたりするのだ。 その現代知識の中にはインターネットに関するものもあり、アサシンは何か目立つようなことがあれば、あっと言う間に自分達の情報が拡散されると認識していた。 そしてアサシンは、自身の情報が拡散されることを酷く恐れている。 故に、彼は祥子を助けない。 仮に祥子が死亡しても、アサシンは単独行動というスキルを所持している。 本来、サーヴァントはマスターなくして現界できない。 だがこのスキルがあれば、ランクによって期間は異なれどマスターなしで現世に留まれる。 なので、最悪はマスターを見殺しにして違うマスターを見繕うという手も取れる。 今の所、代わりになりそうなマスターは見つかっていないので、あまり切り捨てるつもりはないが。 それに、アサシンは今のマスターを悪く思ってはいなかった。 彼は目的の為なら頭を下げることも、弱者とみられることにも抵抗はない。 だがその実酷く感情的で独善的で、よほどのことがない限り自身を省みないタイプだ。 故に、余計なことが一切できないマスターはアサシンとしては悪くない。仮に存在が足を引っ張るなら、その時は切り捨てればいいだけのこと。 「無惨様」 そこに、病室の窓から一人の男が入ってきた。 彼は、アサシンが鬼に変えたNPCの内一人である。 アサシンは祥子を鬼にするつもりは一切ないが、だからといって他の誰かを鬼にしないつもりもない。 アサシンはインターネットの情報拡散を警戒しつつ、自身もそれを使えないかと考えていた。 しかし彼はサーヴァントであるが故ネットに繋がるものは所持しておらず、マスターである祥子は家が焼けたせいか同様に所持していなかった。 そこで、彼は町を歩いている適当なNPCの男達を鬼に変え、ネットに繋がるスマホを奪い取ったついでに、鬼にした男達に情報収集を命じていた。 「聖杯戦争のマスターを一人、発見いたしました」 「そうか。ならばさっさと、ネットで情報をばらまいて他のサーヴァント達に始末させろ。 無論、我らが聖杯戦争に関わる存在だと分からないようにな」 「はっ」 敵を一人発見した報告をする部下に対し、アサシンは次の指示を下す。 アサシンはよほどのことがない限り表に出たがらない。 臆病者と言われようと、卑怯者と憎まれようとも。 日向には出られない二人の聖杯戦争は、まだ始まったばかり。 【クラス】 アサシン 【真名】 鬼舞辻無惨@鬼滅の刃 【パラメーター】 筋力B+ 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具A 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:A 本来は自身の気配を消すスキル。 だが無惨の場合は攻撃態勢に移らない限り自身がサーヴァントであることと、鬼であることを隠すスキルとなっている。 【保有スキル】 鬼:A+ 平安時代に一人の医者によって生まれた、人喰いの怪物。 強靭な肉体や特殊な能力を持つが、日光に弱く、浴びると消滅する。 また、同ランクの戦闘続行と、Dランクの怪力の効果も有する。 彼は鬼の始祖なので最高峰のランクだが、上には日光を克服した二匹の鬼が控えているので頂点ではない。 仕切り直し:A++ 戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出す。 また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。 自身より圧倒的に格上の、神仏の寵愛を一身に受けた日輪の剣士から逃走を成功させた逸話が昇華されたもの。 単独行動:B マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。Bランクなら2日は現界可能。 無惨の心に他人は必要ない。 カリスマ:E カリスマ性の高さを示す能力。 無惨は心が歪んでいる、もしくは空っぽの相手にのみカリスマ性を発揮する。 【宝具】 『鬼の始祖。鬼舞辻無惨』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1 アサシン、鬼舞辻無惨自身の肉体。 鬼の始祖である彼は1000年の時を生きたため、彼自身が神秘を持ち宝具と化している。 彼は鬼の中でも特に多彩な能力を持つ。 気配から変えるレベルの変身を長時間保つ、自身の血を人間に与えることで鬼へと変化させる、 九千年無補給でも戦い続けられる、自身の部下と距離に関係なく連絡が取れる、など。 また、彼が作り出した鬼は須らく彼の呪いを受け、彼の名前を人間の前で口に出すと死亡する。 『受け継いでくれ。私の想いを』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:??? 最大捕捉:1 無惨の消滅時、彼から一番近くにいるマスターもしくはサーヴァントが対象となる宝具。 この宝具の対象となった者は無条件でBランク以上の鬼となり、同時にBランクの狂化スキルも無条件で与えられ周囲にいる存在を襲い始める。 なお、鬼のBランク以上というのは対象の鬼としての素質によって変わり、最低でBランクであり、最高峰ならA+++ランクの場合も存在する。 無惨が生前、死亡する前に鬼としての力と自身の想いを、敵である一人の少年に無理矢理託した逸話から生まれた宝具。 その少年は人の想いによって人間に戻れたが、この聖杯戦争内でどうなるかは誰にも分からない。 【weapon】 『鬼の始祖。鬼舞辻無惨』 【人物背景】 平安時代、とある医者によって鬼にされた男。 生きることにのみ固執する生命体。 最後には受け継がれた人の想いによってその命を絶たれた。 【サーヴァントとしての願い】 太陽を克服し、現世に蘇る。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターの意識がないため、無惨主導で聖杯戦争に臨んでいる。 基本的には、他のサーヴァントを潰し合わせたり、アサシンらしく不意討ちやだまし討ちなど、手段を選ぶつもりはない。 【備考】 NPCが数人ほど鬼@鬼滅の刃 となっています。 鬼になったNPCからスマホを一台奪い、所有しています。使い方も覚えました。 【マスター】 野崎祥子@ミスミソウ 【マスターとしての願い】 ??? 【weapon】 なし 【能力・技能】 なし 【人物背景】 父親の転勤で田舎に引っ越してきた、東京出身の小学生。 だが姉の受けているイジメの余波で家が放火され、大火傷を負い現在は意識不明の重体。 【方針】 なし。そもそも意識不明なため、聖杯戦争自体を把握していない。 【備考】 参戦時期は1巻、放火された家から助け出された後。 現在は大火傷に意識不明の状態で、会場内の病院に入院しています。
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スキル名 タイプ 必要SP 消費TP 詳細
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1人の少女がリスのように机の下で丸く縮こまり、ガタガタと身を震わせている。 彼女の名は森久保乃々。この聖杯戦争に招かれる前の世界では アイドル事務所に所属しているアイドルの1人であった。 「どうして、私がこんな目に……」 学校に通うだけの平坦な生活。 しかし、そこにはプロデューサーに懇願され、アイドルとして活動する せわしなくも、華やかな生活は存在しなかった。 それを思い出した瞬間、頭の中に流れ込んできた聖杯戦争のルール。 何の力も無いただの少女である彼女にはいつ来るやも知れぬ 死の恐怖に怯えることくらいしかできなかった。 自分の机の下に籠ってどのくらい時間が経っただろうか。 ふと時計を確認しようと顔を上に上げると――― 「ご気分はいかがですか、森久保殿?」 ずるりと落ちてきた顔と目が合う。 「ひぃぃぃぃぃいいい!!!」 乃々はビクリと体を縮み込ませる。 白く長い髪に、覆面に覆われた顔から唯一覗かせる鋭い金色の眼。 森久保のいる机の下をまるで命を刈りに来た 死神のような風貌の男が上から覗き込んでいたのだった。 彼こそ森久保乃々の呼び出したサーヴァント、アサシンであった。 「何をそんなに怯えているのです?先ほども申したでしょう。 このアサシン、南光坊天海にお任せあれ、と」 「むーりぃ……」 乃々はアサシンの視線から目を反らす。 彼女は元来、人と目を合わせて会話ができない引っ込み思案な性格ではあるが、それだけではない。 アサシンの瞳をじっと見つめていたら意識を吸い込まれてしまいそうな、危険な気配を感じ取っていた。 「主殿のお気持ちはよ~く分かりますとも。突然知らぬ地に飛ばされた上、殺し合いをしろと。 そんなことを言われて、困惑するのも無理はない。嗚呼、本当に可哀そうな森久保殿……」 アサシンは天を仰ぎ哀れむ素振りをする。 しかし、そんな姿を見ても乃々の心は少しも晴れることはなかった。 「私、こう見えて僧侶なのですよ?」 「そ、そうなんですかぁ……?」 乃々は恐る恐るアサシンの姿に目を向ける。 紫の袈裟を着て、坊主頭という彼女が知っていた「僧侶」と、 自身のことを『僧侶』と呼んだこのサーヴァントとはかなりかけ離れていた。 何よりもアサシンの両手に持っている鎌のような武器。 人の死を悼むよりも、むしろ人に死を届けるためにあるように見えた。 「そうです。迷える民草に救いの手を差し伸べるのは僧侶の務め。 貴方をこの聖杯戦争から救って差し上げます」 「どうやって……?」 「この地にて召喚されたサーヴァントは私だけではありません。 我々と手を結んでくれる者達を探してまいります。しばし、お待ちを……」 そう言ってアサシンが教室から出ていこうとするのを乃々は 慌てて自分のサーヴァントを引き留めようとする。 「ア、アサシンさん!どこへ……」 「心配はいりませんとも。もし森久保殿の身に危機が迫ったのなら、その令呪で私を呼んでください」 アサシンは、乃々の手の甲に指を差す。 そこには宝石の形を模した令呪が赤く光りを放っていた。 「それでは行って参ります」 アサシンはゆっくり学校の廊下へと歩いて行く。 乃々は、何も言えずただ見送るだけしかできなかった。 「あ、そうそう。大変申し訳ございません、森久保殿。先ほど言い忘れていたことがありました」 乃々のいる机を見やりながらアサシンはわざと 己のマスターに聞こえないように小さく呟く。 「実は私には生前では果たされなかった未練、この聖杯戦争で叶えたい"願い"があるのですよ……」 アサシンが果たせなかった未練。 それはかつての主を二度裏切り、自らの手で殺めることであった。 その野望を達成するため、生前のアサシンは儀式を用い、かつての主を現世に呼び戻した。 しかし、アサシンの前に現れたのは「かつての主の姿をした別の何か」だったのだ。 自分の名を呼ばれぬ絶望の中、「魔王」の炎に焼かれ消え去る。それがアサシンの最期だった。 だが、今回使うのは万能の願望機とされる『聖杯』。 アサシンがかつて謀叛にて殺めた「あの日の魔王」を再び現し世に呼び戻すことができる。 アサシンはそのためにこの聖杯戦争の召喚に応じたのだ。 「さて参りましょうか。まだ戦は狼煙を上げたばかり。 愉しみはもう少し先に取っておきましょう クククククッ……待っていてくださいね……!」 アサシンは愉悦の表情の浮かべながら姿を霊体に変え、 夕闇の光が差す廊下へと消えていったのだった。 【クラス】 アサシン 【真名】 天海@戦国BASARAシリーズ 【パラメーター】 筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:C 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【固有スキル】 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 話術:B 言論によって人を動かせる才。 国政から詐略・口論まで幅広く有利な補正が与えられる。 自身の真意を悟らせず、信頼を勝ち取ることが可能。 反骨の相:A 自らの欲望のためにかつて仕えていた最初の主を裏切り、 殺害した謀反人としての性質。同ランクの「カリスマ」を無効化する。 畏怖:C アサシンの持つ鋭い視線は、見た者に恐怖を与える。 サーヴァントには効果は薄いが、並みの人間が見た場合は、 "恐慌"のバッドステータスを付与、あるいは意識を失ってしまう。 【宝具】 『恍惚的 吸収(こうこつてききゅうしゅう)』 ランク:C 分類:対人宝具 レンジ:2~5 最大補足:1 錫杖鎌を相手に突き刺し、魔力と生命力を直接吸収する宝具。 吸収中のアサシンは身動きが出来ず、周囲に対し無防備になる欠点を持つものの、 魂喰いをせずとも、直接サーヴァントやマスターから魔力を吸収でき、大量に吸収することにより、 マスターからの魔力供給がなくても長期間の戦闘と単独の行動が可能。 生命力も吸収する為、戦闘時の負傷を回復することも出来る。 また、この宝具を使用する度にアサシンの"快楽"が上昇し、後述の宝具の効果を向上することも可能である。 『呪詛的 千刺(じゅそてきせんきょく)』 ランク:C 分類:対軍宝具 レンジ:5~18 最大補足:10 アサシンの周囲に刺状の衝撃波を発生させる宝具。 この衝撃波は威力が低い反面、発射スピードが早い特性を持っている。 また、ヒットした相手の動きを短時間ではあるが壁や地面に縫い付け、拘束できる効果がある。 宝具『恍惚的 吸収』により"快楽"が上昇している場合、 範囲と拘束時間が向上する効果を持つ。 『守護的 鎧骨(しゅごてきがいこつ)』 ランク:C 分類:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 アサシンの周囲を3つの不気味な髑髏を模した魔力の障壁を生み出す宝具。 この髑髏はアサシンの受けるダメージを1度だけ防御する壁となってくれる。 またこの宝具を解放する瞬間、あるいはアサシン自ら髑髏を砕くことにより、 敵に"恐怖"のバッドステータスを付与することができる。 この効果は対魔力で抵抗可能。 『腐食香炉(ふしょくこうろ)』 ランク:B 分類:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補足:50 黄緑色の禍々しい煙が噴出する髑髏の形をした香炉を作成する宝具。 この煙の範囲内にいる者の鎧、あるいはそれに類する防具が腐り始め、耐久力が最低のE-ランクになる。 その防具が宝具だった場合は、効果が無効化される。 ただし、この効果はアサシン自身やアサシンのマスターにも例外なく適用される上、 香炉が破壊されると腐っていた防具は元に戻ってしまう。 【Weapon】 《錫杖鎌》 僧侶であるアサシンが使用する二対の錫杖。先端には大鎌と鋭い刺の装飾が施されている。 この武器で相手に傷をつけることにより、闇の属性のダメージを与えることが出来、 生命力と魔力を吸収することができる。 【人物背景】 「戦国BASARA3」及び「戦国BASARA3宴」の登場人物。小早川秀秋の傍にいる正体不明の高僧。 優柔不断な秀秋に対し、甘い言葉を囁き知恵を授けて決断を促そうとする。 小早川軍の兵士達には『慈悲深き天海様』と呼ばれ慕われており、 優しく心の広い性格と、慈しみのある言葉に救われた者も多く、頼りない秀秋に代わり、 実質的に小早川軍を指揮している。 その正体は織田信長のかつての配下であった、明智光秀。 本能寺で敬愛する信長を殺害し、普通の人間として生きることを決意するも、 豊臣軍との戦闘の最中に"首級"を失い、不安と絶望に苛まれる。 自暴自棄になったところに松永久秀に出会い、「殺戮を好む狂人であろうと人間は人間である」と、 本質を突かれた光秀は『名前』を奪われ、放浪の末に小早川軍に流れ着く。 しかし、再び信長と殺しあう願望は捨てきれず、信長の妹であるお市を利用し、信長を復活させることには 成功したものの、真の魔王と化した信長は最早光秀のことなど覚えておらず、彼によって殺されてしまったのであった。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯の力でもう一度あの御方と…… 【方針】 聖杯狙い。まずは協力者を探す。 【マスター】 森久保乃々@アイドルマスターシンデレラガールズ 【マスターとしての願い】 臆病な心を直したいという願望はあったが、 今は早く元の場所に帰りたい 【令呪の形・位置】 左手の甲に刻まれている。宝石に似た形(クール属性のエンブレム) 【weapon】 なし 【能力・技能】 特別な能力はなし。 強いて言うのならばアイドルとしての歌やダンスの技能を習得している。 【人物背景】 アイドルマスターシンデレラガールズに登場するキャラの1人。属性はクール。年齢は14歳。 臆病な性格で、セリフに「~ですけど」が多くつくのが特徴。 初登場時には「アイドルを辞めたい」と言っていたほど自分に自身がなかったが、 プロデューサーにプロデュースされる中、徐々にアイドルとして成長してく。 しかし、元来の後ろ向きな性格は今でも変わらず。 イラストではいつも目が泳いでおり、目を合わせるのは苦手。 アイドル事務所内ではプロデューサーに発見されたくないためか、机の下にいることが多い。 同じ机の下仲間である星輝子と仲がよくユニットを組んだほど。 【方針】 死にたくない。聖杯戦争には極力関わらない。